宅配買取

宅配買取で査定に納得できなかったら、品物は返してもらえる?——返送の送料と条件は、箱に詰める前に規約で確かめる

品物を段ボールに詰めて送るだけで査定してもらえる宅配買取は、店に持ち込む手間がかかりません。ただ、査定額に納得できなかったとき、品物は返してもらえるのでしょうか。

返してもらえるかどうかと、返すときの送料をだれが払うかは、事業者の規約で決まります。国民生活センターには、返送を頼んだら送料を負担するよう言われた、という相談が寄せられています。

この記事を読めば、箱に詰める前に規約のどこを見るか、送るときに何を残しておけば後で困らないかが分かります。

送る前に押さえること
・査定に納得できないときの返送料は、送る前に規約で確かめる
・価格のつかない品物がどうなるか(返送か処分か)も確かめる
・送る品物はリストと写真で記録しておく

査定に納得できないとき、どんなことが起きている?

返してほしいと頼むと、返送料を求められる例が出ています。国民生活センターの報告書本文が、相談から見た問題点として書いた一文です。

相談をみると、査定結果に納得がいかず返品を希望しても、返送料を負担するように言われてしまっています。

発表は2017年11月9日の公表です。相談の例には、返送にも処分にも費用がかかると言われたものや、返送を頼んだ品物を紛失されたものもあります。

なぜ、店に持ち込むより不利になりやすい?

品物がもう自分の手元に無いからです。報告書本文の説明です。

そのため実際の商品をもとにした会話が困難になったり、場合によっては事業者が商品を処分してしまう場合があったりして、商品を送付してしまった後の交渉は消費者にとって不利になります。

店で売るなら、品物を前にして話せます。宅配では、箱を送った時点で品物は事業者の側にあります。

送る前に、規約のどこを見る?

返送料と、価格がつかない品物の扱いです。報告書本文が消費者へのアドバイスとして挙げている一文です。

査定価格に納得がいかなかった際の返送料については、特に事前に確認しておく必要があります。

相談の中には、査定のあと返してもらえるかを知らなかった、価格のつかなかった品物を処分されてしまった、という声があります。査定の結果がどう届くのか、振り込みまでの手続きがどうなるのかも、規約で確かめておく所です。

事例には、査定結果を知らせるメールが無いまま、指定した口座に数百円が振り込まれていたものもありました。結果の知らせ方が決まっているかどうかで、断る機会があるかが変わります。

宅配買取には、品物を送る、事業者が査定のあいだ保管する、気に入らなければ返送してもらう、という段階があります。どの段階で何が起きるかを、規約の上で追っておきます。

ウェブサイトの買取価格の例は、あくまで目安です。発表では、目安と実際の査定額がかけ離れていたことが、トラブルの多くのきっかけになっていました。

高い額を見てすぐに決めず、規約を読み、ほかの事業者のサイトにも目を通しておくと、条件の違いが見えてきます。

査定額をめぐってやり取りをしているうちに、連絡が取れなくなったという相談も出ています。問い合わせの窓口がどこにあるかも、送る前に見ておきます。

送るときは、何を残しておく?

品物のリストと写真です。対面で品物を確かめ合えないからです。

直接対面での商品の確認がありませんので、送付する商品はリストを作る、商品の状態を確認できるように写真を撮るなどして、できるだけ詳細に記録しておきましょう。

紛失や汚れのトラブルが起きたとき、送った品物と状態を示せるのは、この記録です。

宅配に向く品物、向かない品物は?

思い入れの強い品物や、売りたい値段が決まっている品物には向かないとされています。

ただ一方で、思い入れの強いものや、自分が売りたい価格が決まっているものには不向きと思われます。

処分したいけれど捨てるのはもったいない、という品物なら、持ち込む手間が無い分、宅配は便利です。

値段にこだわる品物は、品物を前にして話せる店頭の買取のほうが、納得できるまで話しやすくなります。

場面ごとに、することを並べると

場面すること根拠
申し込む前返送料・返送できるか・価格がつかない品物の扱いを規約で確かめる報告書本文「消費者へのアドバイス」
箱に詰める前品物のリストを作り、状態が分かる写真を撮る同上
査定額に納得できない規約の返送の条件を見て、返送を頼む同上
返送料や処分で揉めた消費者ホットライン「188」で近くの消費生活センターに相談する同上

箱に詰める前に、手元で確かめること

売りたい品物は、どちらに近い?

この記事で扱っていないこと

よくある質問

返送料は、必ず自分で払うことになりますか

事業者の規約しだいです。発表は、返送料を負担するよう言われた相談があることを挙げ、送る前に確かめるよう勧めています。

送った品物を紛失されたら、どうなりますか

規約で決めた賠償の基準で対応を求めることになります。発表では、その基準をめぐるトラブルも起きていました。

困ったときは、どこに相談できますか

消費者ホットライン「188」です。住んでいる地域の消費生活センターなどを案内してもらえます。


出典

送る前に、申し込む事業者の最新の規約をあわせてご確認ください。

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